「クライ・ミー・ア・リヴァー」は、1955年の映画「Pete Kelly’s Blues」のために、アメリカの作曲家アーサー・ハミルトンによって、1953年に書かれたとされる楽曲。
しかし、結局は映画では使用されず、米国の女優ジュリー・ロンドンによって1955年に初めてメジャーリリースされました。
ジュリー・ロンドンの歌手としてのデビューアルバムとなる「Julie Is Her Name」(邦題 : 彼女の名はジュリー)に収録、シングルリリースもされヒットを記録しました。
YouTubeは文字リンクから検索できます⇒https://www.youtube.com/results?search_query=Cry%C2%A0Me%C2%A0A%C2%A0River%2FJulie%C2%A0London
様々なアーティストにカバーされる楽曲で、ジャズのスタンダードナンバーとなっている作品です。
尚、本来、映画で歌う予定であったエラ・フィッツジェラルドは、1961年の自身のアルバム「Clap Hands Here Comes Charlie」でカバーしています。
↑アルバム「Julie Is Her Name」
ジュリー・ロンドンは、その美貌から女優としてキャリアをスタートしたアーティストで、歌手へと転向後、紹介の曲「クライ・ミー・ア・リヴァー」が大ヒット、歌手として脚光を浴びる事となりました。
「クライ・ミー・ア・リヴァー」は、ジュリー・ロンドンを代表する楽曲といえるでしょう。
↑ジュリー・ロンドン
尚、「クライ・ミー・ア・リヴァー」は、
ジュリー・ロンドンも出演、ジェーン・マンスフィールド主演のラブコメディ、
1956年に公開された映画「女はそれを我慢できない」(原題 : The Girl Can’t Help It )ほか、
デミ・ムーア主演のラブロマンス、
2000年に公開された映画「薔薇の眠り」(原題 : Passion of Mind )
アンソニー・ホプキンス / ニコール・キッドマン主演、人種差別の複雑さを提起するヒューマン・ドラマ、2003年に公開された映画「白いカラス」(原題 : The Human Stain )
ナタリー・ポートマン / ヒューゴ・ウィーヴィング主演の近未来サスペンス・アクション、
2005年に公開の映画「Vフォー・ヴェンデッタ」(原題 : V for Vendetta )
近未来の闇に存在する「合法的殺し屋=レポゼッション・メン」を描いた、
ジュード・ロウ主演のSFアクション。
2010年に公開された映画「レポゼッション・メン」(原題 : Repo Men )、
など、多くの映画や番組にも使用されています。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- エラ・フィッツジェラルド (Ella Fitzgerald)
- バーブラ・ストライサンド (Barbra Streisand)
- ジョー・コッカー (Joe Cocker)
- エアロスミス (AEROSMITH)
- ダイアナ・クラール (Diana Krall)
- クリスタル・ゲイル (Crystal Gayle)
- マイケル・ブーブレ (Michael Bublé)
- デニース・ウェルチ (Denise Welch)・・・ほか