紹介の曲は、1988年にリリースされた、バンド「フェアーグラウンド・アトラクション」のデビューシングル。
同年リリースのデビューアルバム「The First of A Million Kisses」にも収録されました。
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バンドの結成・活動の拠点であるイギリス・ロンドンからヨーロッパを中心に大ヒットを記録し、新人・デビュー曲でありながら英国の音楽賞である「ブリット・アワード」の最優秀英国シングル賞(Brit Award for Song of the Year)を受賞した、バンドの代表曲のひとつです。
パーフェクト ~略訳
真剣に考えてくれる人がいい
駆け引きに時間をかける時間は無いの
過ちは繰り返さないって誓ったの
パーフェクトになりたい
それこそが価値があるんだから
みんな妥協しているけれど 私はしない
目指すのはパーフェクト
若気の至りでみんな間違えるわ
求めすぎては愛を失う
私も何度も間違えた
でも正しく生きると決めた
パーフェクトになりたい
それこそが価値があるんだから
みんな妥協しているけれど 私は絶対にしない
目指すのはパーフェクト
パーフェクトになりたい
パーフェクトになりたい
バンド「フェアーグラウンド・アトラクション」は、バンドの顔となるスコットランド出身の女性ボーカル”エディ・リーダー”と、ウェールズ出身で紹介の曲「パーフェクト」の作者でもあり、バンドでは主に作曲を担当するギタリストのマーク・ネヴィンを中心に、ギタロン奏者のサイモン・エドワーズ、ドラマーのロイ・ドッズを加えた4人で編成されたポップフォークロックバンド。
ギタロンとは⇒
三本の金属弦と三本のナイロン弦の六弦を備えた、フレットレスネックと大きなボディが特徴のベースギターで、主にフィンガーピッキングで演奏される弦楽器。
その恰好やネーミングからギターの派生楽器と思われることが多い楽器ですが、16世紀のスペインの低音楽器バホ・デ・ウーニャがルーツだと言われています。
「フェアーグラウンド・アトラクション」は、ヨーロッパ諸国全般で人気を集めたほか、海外では日本で評価が高く人気となり、1989年のジャパンツアーでは彼らの唯一のライブアルバムとなる「Kawasaki Live in Japan 02.07.89」も制作されました。
しかし、バンド「フェアーグラウンド・アトラクション」は、1988年のヒットから人気を博すものの、デビューから僅か2年後の1990年に解散。
日本公演を収めたバンド唯一となったライヴアルバムについて、ギタリストのマーク・ネヴィンは今でもフェイバリットなアルバムだとインタビューで語っています。
夢を追い異国スコットランドから決意のままイギリス・ロンドンを目指したエディ・リーダー。
ウェールズに生まれ父の仕事の関係で各地を転々としたマーク・ネヴィン。
ともに若い頃は貧しかったと言いますが、それを乗り越え成功を掴んだ二人。
「フェアーグラウンド・アトラクション」の活動は短いものでしたが、解散後、バンドでは主に作曲を担当したギタリストのマーク・ネヴィンは様々なアーティスととのコラボレーションを行い、のちにソロアーティスととしてキャリアを継続。
ボーカルのエディ・リーダーは解散後すぐソロ活動に専念し、ソロのセカンドアルバム「Eddi Reader」をヒットさせると最優秀女性ソロアーティスト賞(Brit Award for British Female Solo Artist)を受賞するなどソロでも成功を収め、また、歌手のみならず女優として活動の場を拡げるなど、現在に至ります。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- スーザン・ウォン (Susan Wong)
- ボニー・ピンク (Bonnie Pink)
- 長谷実果 (Hase Mika)
- 羊毛とおはな (Youmou to Ohana)
- 竹仲絵里 (Takenaka Eri)
- 藤原ヒロシ&曽我部恵一 (Fujiwara Hiroshi & Sogabe Keiichi・・・ほか