「マイ・フェイヴァリット・シングス」は、作曲家”リチャード・ロジャース”と作詞・脚本家”ハマースタイン2世”によって、1959年のブロードウェイミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」のために書かれた楽曲で、主役を演じたメアリー・マーティン(Mary Martin)によって歌われ、映画のサウンドトラックにも収録されました。
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どんなに辛く苦しい時にも、大好きなものを思い描けば心が楽になるよ、頑張れるんだよと歌った楽曲。
僕が、この曲を初めて聞いたのは、高校の選択授業のとき。
ミュージカルを基に制作された1965年の映画「サウンド・オブ・ミュージック」を授業で観せてもらいました。
映画では「マイ・フェイヴァリット・シングス」のほかに「ドレミの歌」(Do-Re-Mi )も記憶に深く残っていて、なんだか子供の頃から知っている日本のものとは違って、洋楽ってカッコいいなぁなんて思って観ていた記憶があり、洋楽に興味を持つきっかけになりました。
「マイ・フェイヴァリット・シングス」は、劇中、マリアを演ずるジューリー・アンドリュースが雷に怯える子供達に、みんなの大好きなものを想像すれば何も怖くなんてないよと、勇気づける場面で歌われたのですが、このバージョンを聞くと映画を観た当時の高校の音楽室や、当時の景色まで思い出されますから、音楽って不思議ですね。
ミュージカルおよび映画の「サウンド・オブ・ミュージック」は、1949年に出版された本「トラップ・ファミリー合唱団の物語」(原題:The Story of the Trapp Family Singers)を基にフィクションを交え制作された作品とされており、映画は大きな興行収入をあげ、アカデミー賞で多くの部門を受賞、サウンドトラックもセールスを上げました。
「マイ・フェイヴァリット・シングス」は、映画で主演となった”ジューリー・アンドリュース”をはじめ、多くのアーティストにカヴァーされている楽曲ですが、ピックアップした”ケリー・クラークソン”のバージョンは、2013年にリリースされたクリスマスアルバム「ラップド・イン・レッド」(Wrapped In Red)に収録されており、三拍子とキレのあるスイング感を持ったスリリングなリズムとブラスセクションが印象的な、アダルトでパワフルなオーケストラアレンジとなっており、ケリー・クラークソンのパワフルな歌唱を楽曲がさらに引き立てています。
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自分が初めて聞いた「マイ・フェイヴァリット・シングス」とは別物と言ってもおかしくないアレンジで、そのカッコ良さに痺れます。
尚、「マイ・フェイヴァリット・シングス」は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の他にも、
スティーヴン・キング原作の長編小説を映画化したホラー・サスペンス映画「ニードフル・シングス」
パトリシア・アークエット主演のサスペンス映画「グッバイ・ラバー」
ジョニー・デップ主演。伝説のジャーナリスト”ハンター・S・トンプソン”の原作小説を映画化した作品「ラスベガスをやっつけろ」(原題:Fear and Loathing in Las Vegas )
巨匠ベルナルド・ベルトルッチがジェイムズ・ラスダンの短編小説を映画化した官能的なラブストーリー「シャンドライの恋」(原題:L’ASSEDIO )
クレア・デインズのキュートでクールな魅力が爆発するアクション・ムービー「モッド・スクワッド」
もしも同時にふたつの人生を生きることができたら…。デミ・ムーアを迎えて贈るファンタジー・ラブロマンス「薔薇の眠り」(原題:Passion of Mind )
奇才ラース・フォン・トリアー監督が贈る、世界中が涙した衝撃の感動作「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアスの豪華キャストが送る、ラブロマンス・サスペンス「バニラ・スカイ」
アメリカの人気コミック「アメリカン・スプレンダー」を実写映画化したラブ・ストーリー「アメリカン・スプレンダー」
シュレックと仲間たちの活躍を描くファンタジーアニメ第3弾「シュレック3」
新鋭監督スティーヴ・マックィーンが放つ衝撃作「シェイム」
ジョエル・エドガードン主演によるクライムスリラー「ディスクローザー」(原題:Felony )
主演にキャリー・アンダーウッドを迎え、米NBCにてテレビ生放送された21世紀版のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」特別番組をDVD化。2013年公開「サウンド・オブ・ミュージック・ライブ! 」
超ひねくれ者のグリンチが巻き起こす、ハートウォーミングな物語! 映画「グリンチ」
ワム!の名曲「ラスト・クリスマス」に乗せて描くロマンティックコメディ「ラスト・クリスマス」
などの映画や番組にも使用されています。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- メアリー・マーティン(Mary Martin)[*Original]
- ジューリー・アンドリュース(Julie Andrews)
- ベニー・グッドマン(Benny Goodman And His Orchestra)
- ボビー・ハマック (Bobby Hammack)
- ジゼル・マッケンジー (Gisele MacKenzie)
- テネシー・アーニー・フォード (Tennessee Ernie Ford)
- デイヴ・ブルーベック・カルテット (Dave Brubeck Quartet)
- ジョン・コルトレーン (John Coltrane)
- ケニーG (Kenny G)
- ケニー・バレル (Kenny Burrell)
- ブラッド・メルドー (Brad Mehldau)
- アーウィン・コスタル (Irwin Kostal)
- シュープリームス (The Supremes)
- カーペンターズ (The Carpenters)
- マーク・マーフィー (Mark Murphy)
- アル・ジャロウ (Al Jarreau)
- メアリー・J・ブライジ (Mary J. Blige)
- ポリー・ギボンズ (Polly Gibbons)
- グリー・キャスト (Glee Cast)
- アリアナ・グランデ (Ariana Grande)
- サラ・オレイン (Sarah Alainn)
- 平原綾香 (Hirahara Ayaka)
- ジュジュ (JUJU)
- 阿川泰子 (Agawa Yasuko)
- 伊藤君子 (Itoh Kimiko)
- ささきいさお (Sasaki Isao)
- 青木カレン (Aoki Karen)
- 森田 真奈美 (Morita Manami)
- ゴンチチ (GONTITI) 〜Inst〜
- 松本孝弘 (Matsumoto Takahiro)
- アキコ・グレース (Akiko Grace)
- 寺井尚子 (Terai Naoko)
- 上原ひろみ (Uehara Hiromi) ・・・ほか