「イン・ザ・ダーク」は、リル・グリーン(Lil Green)が、1940年にリリースした「ロマンス・イン・ザ・ダーク」(Romance in the Dark)がオリジナル。リル・グリーンの代表すべき人気の曲です。
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1967年にニーナ・シモンがアルバム「シングス・ザ・ブルース」の中で、タイトルを「In the Dark」とアレンジしてカバー。
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ピックアップしたものは、元スクイーズ(Squeeze)のキーボディストであるジュールズ・ホランドが率いるビッグバンド『ジュールズ・ホランド・アンド・ヒズ・リズム&ブルース・オーケストラ』が、ゲストボーカルにノラ・ジョーンズをフィーチャリングしてリリースしたバージョン。
2002年にリリースしたアルバム「ジュールズと素晴らしき仲間たち2」(More Friends – Small World Big Band, Vol. 2)に収録されました。
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アレンジとしては、ニーナ・シモンのバージョンを系統としていると思われますが、『ジュールズ・ホランド・アンド・ヒズ・リズム&ブルース・オーケストラ』のビッグバンドの生命力溢れる生々しいサウンドと、ノラ・ジョーンズのセクシーでエモーショナルな歌唱が聴ける、アダルトなナンバーとなっています。
『ジュールズ・ホランド・アンド・ヒズ・リズム&ブルース・オーケストラ』は、番組の名司会者としても人気になったジュールズ・ホランドが、英の音楽番組「Later with Jools Holland」や米NBCの「Night Music(Sunday Night)」などの番組内で豪華ゲストを迎え、セッションしたゲスト等をもとにプロジェクト音源化したもの。
番組ホストとゲストミュージシャンが番組内でセッションするという形は、日本でも取り入れられていますね。
紹介のアルバム「ジュールズと素晴らしき仲間たち2」には、ゲストボーカルとしてノラ・ジョーンズほか、クリッシー・ハインド、ロバート・プラント、ジョージ・ベンソン、U2のボノなど、錚々たる顔ぶれが揃っています。
耳の肥えた大人はもちろん、若い子に生音やバンドの良さや大人の粋を感じてもらう音源としても、おすすめの作品です。
尚、「イン・ザ・ダーク」は、デミ・ムーア主演のファンタスティックラブコメディ、1991年に公開された映画「夢の降る街」(原題 : The Butcher’s Wife )など、
映画にも使用されています。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- リル・グリーン (Lil Green) [Original]
- ダイナ・ワシントン (Dinah Washington)
- ニーナ・シモン (Nina Simone)
- キャサリン・ラッセル, マット・ミュニステリ, マーク・シェイン & リー・ハドソン (Catherine Russell, Matt Munisteri, Mark Shane & Lee Hudson)
- アン・マーグレット (Ann-Margret)
- シンディ・ローパー (Cyndi Lauper)
- マイク & ルーシー (Mike + Ruthy)
- エスター・フィリップス (Esther Phillips)
- ポーラ・ウェスト (Paula West)
- ダコタ・スタトン (Dakota Staton)
- リンダ・ホプキンズ (Linda Hopkins)
- ニコル・ハーゾッグ (Nicole Herzog)
- テレサ・ブリュワー (Teresa Brewer)
- タッター・タッカー・ムーグ・ジャクソン (Tattar Tucker Moog Jackson)
- デューク・ロビラード & サニー・クラウンオーヴァー (Duke Robillard & Sunny Crownover)
- ザ・ボイラーメーカー・ジャズ・バンド (The Boilermaker Jazz Band)
- チャンピアン・フルトン with デイビット・バーガー & ザ・サルタンズ・オブ・スウィング(Champian Fulton with David Berger & The Sultan of Swing)
- ジュリー・ロンドン (Julie London)
- ジェリ・サザン (Jeri Southern)
- ボビー・ショート & ヒズ・オーケストラ (Bobby Short & His Orchestra)
- ロニー・ヒアード (Lonnie Heard)
- ザ・ハリウッド・フレイムス (The Hollywood Flames)
- リトル・ミス・ヒギンズ (Little Miss Higgins)
- ラヴァーン・ベイカー (LaVern Baker)
- キャサリン・デイビス & ザ・シカゴ・ブギー・アンサンブル (Katherine Davis and The Chicago Boogie Ensemble)
- キャロル・スティーヴンス・ウィズ・ ムーアズ・ミュージック (Carol Stevens with Phil Moore’s Music)
- ラリー・クリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ (Larry Clinton And His Orchestra)
- ジャン・ガーバー・アンド・ヒズ・オーケストラ (Jan Garber And His Orchestra)
- ビリー・ホリデイ (Billie Holiday)
- エイプリル・エイムズ (April Ames)
- フレディー・ホワイト (Freddie White)
- ネロトーンズ (Nellotones)
- バーバラ・アイルランド (Barbara Ireland)
- エドワード・ディー (Edward Dee)
- ビージー・アデール (Beegie Adair) 〜Piano Inst〜
- ルビー・ブラフ (Ruby Braff) 〜Trumpet & Jazz Inst〜・・・ほか