「フォビドゥン・ナイツ」(邦題:禁じられた夜)は、ダーレン・ラヴが2015年にリリースしたアルバム「イントロデューシング」 に収録されたノリのよいポップなナンバー。
自身もアーティストして活躍し、ソングライターとしても有名なエルビス・コステロによって書かれた作品です。
YouTubehttps://www.youtube.com/results?search_query=Forbidden+Nights+Darlene+Love
アルバム「イントロデューシング」は、他にもブルース・スプリングスティーンやデズモンド・チャイルドといった、錚々たる顔ぶれを作家群に迎えて制作されたアルバム。
その顔ぶれを見ても、彼女の功績や実力が分かりますね。
ダーレン・ラヴのキャリアは、女性ボーカルグループであるブロッサムズ(The Blossoms)への加入から始まります。
ブロッサムズでは大きなセールスはなかったものの、サム・クックをはじめ、多くのアーティストのバックボーカルを務めるなど、その実力は他にも認められ、重宝されました。しかし、自分の歌唱を他人名義にてリリースされるなど、実力を持ちながら主役アーティストを陰で支えるバックコーラスとして苦悩し、その名を世に知らしめる事のない悲運の実力派シンガーとなっていくのです。
上記のようなダーレン・ラヴのバックコーラスとしての苦悩や背景などを描写したストーリーは、アカデミー賞(長編ドキュメンタリー部門)も受賞した、映画「バックコーラスの歌姫たち」(20 Feet from Stardom)で、主役モデルの1人として描かれています。
英語タイトルの中の「20 Feet~」とは、バックコーラスから主役のスポットがあたるセンターマイクまでまでの距離を指しており、”実力がありながら・・・近いようで遠い・・・。” そんな距離が、映画の原題となっています。
興味のある方は、ぜひ観てみてほしい。おすすめの映画です。
ダーレン・ラヴは日本では大きな知名度は無いものの、女優としても活躍し、ロックの殿堂にも名を連ね、偉大なシンガーにも選出されるアーティストです。
リリース時の2015年で御歳74歳というのですから、驚きですね。
74歳の声だと思って聞いてみてください。
実にパワフルでかっこ良いですよね。