「オールド・フィフティーファイブ」は、米国のアーティスト、”トム・ウェイツ”の1973年のデビューアルバム「クロージング・タイム」から先行シングルとしてリリースされたバラードです。
「オールド・フィフティーファイブ」は、トム・ウェイツの記念すべきメジャーファーストシングルであり、多くのアーティストにカバーされる、一般的に有名なナンバー。
「オールド・フィフティーファイブ」リリース時、トム・ウェイツは24歳。録音時には23歳という若さでした。
その年齢にして、ジャジィなサウンド、強烈な声の存在感と個性、大人びたブルージーな歌唱フィーリングからは、非凡な才能を持ったアーティストだということが、お分かりいただけるでしょう。
YouTubeは文字リンクから検索できます⇒https://www.youtube.com/results?search_query=OL%27+%2755%2FTom+Waits
↑アルバム「クロージング・タイム」(Closing Time)
1974年には、当時、人気が出つつあった米国のロックバンド『イーグルス』がカバー。
3rdアルバム「オン・ザ・ボーダー」に収録されました。
同アルバムからシングルカットされた「ベスト・マイ・ラヴ」(Best My Love)の、BSideシングルとしてもリリースされています。
YouTubeは文字リンクから検索できます⇒https://www.youtube.com/results?search_query=OL%27+55%2FEagles
カントリー色の中にもロック色を打ち出し、ゴスペルフィーリングも感じさせるアレンジで、人気のバンドとしてブレイクしつつあった『イーグルス』の「OL’ ’55」も有名なバージョンです。
尚、「OL’ ’55」は『イーグルス』のアルバム裏のタイトル表記では「OL’55」となっており、日本盤での邦題は「懐かしき55年」と翻訳されリリースされています。
↑イーグルス / アルバム「オン・ザ・ボーダー」
また、紹介の曲「オールド・フィフティーファイブ」は、
ウーピー・ゴールドバーグ / メアリー=ルイーズ・パーカー / ドリュー・バリモア出演の1995年に公開された映画「ボーイズ・オン・ザ・サイド」(原題 : Boys On The Side )など、
映画や番組にも使用されています。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- イーグルス (Eagles)
- リッチー・ヘブンス (Richie Havens)
- サラ・マクラクラン (Sarah McLachlan)
- エリック・アンダーソン (Eric Andersen)
- アリソン・ムーラー&シェルビィ・リン (Allison Moorer & Shelby Lynne)
- デイヴ・アルヴィン (Dave Alvin)
- アクダ&デ・ムニック (Acda en De Munnik)
- ウォーターメロン・マン (Watermelon Men)
- ケーズ・チョイス (K’s Choice)
- フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション with トム・ウェイツ (Frank Zappa & The Mothers of Invention with Tom Waits)
- ショーン・コルヴィン (Shawn Colvin)
- イアン・マシューズ (Iain Matthews)
- リサ・バッセンジ・トリオ (Lisa Bassenge Trio)
- オーウェン・キャンベル (Owen Campbell)
- マッシモ・プリヴィエロ (Massimo Priviero)
- マリッサ・マルダー (Marissa Mulder)
- クイーン・ビーズ (Queen Bees)
- マイ・ウォッシン・マシン (My Woshin Mashin)
- エリック・テリノ (Eric Terino)
- 竹内まりや (Takeuchi Mariya)・・・ほか