「アンチェインド・メモリー」のオリジナルについて
「アンチェインド・メモリー」は、刑務所を舞台にした1955年の映画「アンチェインド」(Unchained )のために、アレックス・ノース(Alex North)とハイ・ザレット (Hy Zaret)によって書かれたラブソングで、劇中、トッド・ダンカン(Todd Duncan)によって歌われました。
「あなたに触れたくて、たまらない」という心情が歌われており、獄中から、遠く離れた妻や家族に想いを馳せる主人公の気持ちを表すバラードとなっています。
同年、レス・バクスター楽団(Les Baxter His Chorus And Orchestra)のインストゥルメントバージョン、及び、盲目のシンガー”アル・ヒブラー (Al Hibbler)”の歌曲がリリースされて以降、多くのアーティストにカヴァーされる名曲です。
YouTubeリンク切れの場合はhttps://www.youtube.com/results?search_query=Unchained+Melody+1955y+film+Todd+Duncan
有名なカヴァーバージョン
ピックアップしたライチャス・ブラザーズのバージョンは、1965年にカバーされたもので、シングルリリース、及び、アルバム「ジャスト・ワンス・イン・マイ・ライフ」に収録。
このライチャス・ブラザーズのバージョンは、1990年に公開され大ヒットしたデミ・ムーア主演の映画「ゴースト/ニューヨークの幻」(原題: GHOST )に用いられ大ヒットをもたらし、世界的に有名なバージョンとなり、ライチャス・ブラザーズの代表曲になりました。
愛する人を守るために命を落とした、亡き恋人への想いに、「あなたに触れたくて、たまらない」という心情がフィットしますね。
YouTubehttps://www.youtube.com/results?search_query=Unchained+Melody+RIGHTEOUS+BROTHERS
尚、紹介の曲「アンチェインド・メモリー」は、映画「ゴースト/ニューヨークの幻」のほかにも、
ロザンナ・アークエット / ヴィンセント・スパーノ主演。1960年代のハイスクールを舞台に、ブルジョワ育ちのお嬢様・ジルと、不良少年・シークの階級差のある恋の行く末を描く青春映画「ベイビー・イッツ・ユー」(原題 : Baby It’s You )
傑作コメディ「裸の銃を持つ男」シリーズ第2弾。映画「裸の銃を持つ男 PART2½」(原題 : The Naked Gun 2½: The Smell of Fear )
マルチェロ・マストロヤンニ / ソフィア・ローレン / ジャン=ピエール・カッセル / キム・ベイシンガー / ジュリア・ロバーツになど豪華キャスト出演の映画「プレタポルテ」(原題 : Prêt-à-Porter )
ハリソン・フォードとブラッド・ピットの2大スターが対決するサスペンス・アクション映画「デビル」(原題 : The Devil’s Own )
グウィネス・パルトロウが贈るサクセスコメディ映画「ハッピー・フライト」(原題 : View from the Top )
ジュード・ロウ主演でリメイクされたシニカルなラブロマンス映画「アルフィー」(原題 : Alfie )
ラファエル・ペルソナ主演のラブコメディ。別れた恋人マリーを忘れられないトマは、偶然赤ちゃんを預かることに。「子ども嫌い」の汚名を返上し、マリーの愛を取り戻そうとイクメンぶりをアピールするが…、2013年に公開された映画「恋のベビーカー大作戦」(原題 : La stratégie de la poussette )
など、多くの映画や番組に使用されています。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- トッド・ダンカン (Todd Duncan)[Original/1955y film]
- レス・バクスター楽団 (Les Baxter His Chorus And Orchestra)[Original/Inst]
- アル・ヒブラー (Al Hibbler)[Original/publish song]
- ロイ・ハミルトン (Roy Hamilton)
- ジミー・ヤング (Jimmy Young)
- ジューン・ヴァリ (June Valli)
- ジーン・ヴィンセント&ヒズ・ブルー・キャップス (Gene Vincent & His Blue Caps)
- モーリス・ジャール&ライチャス・ブラザーズ (Maurice Jarre & THE RIGHTEOUS BROTHERS)
- エルヴィス・プレスリー (Elvis Presley)
- リッキー・ネルソン (Ricky Nelson)
- スウィート・インスピレイションズ (The Sweet Inspirations)
- マンハッタン・トランスファー (The Manhattan Transfer)
- プラターズ (The Platters)
- ジミー・スコット (Jimmy Scott)
- ブレンダ・ハロウェイ (Brenda Holloway)
- アル・グリーン (Al Green)
- ロイ・オービソン (Roy Orbison)
- シンディ・ローパー (Cyndi Lauper)
- イル・ディーヴォ (Il Divo)
- ユー・ツー (U2)
- ノラ・ジョーンズ (Norah Jones)
- グリー・キャスト (Glee Cast)
- サリナ・ジョーンズ (Salena Jones)
- ジョージ・ベンソン (George Benson)
- クリフ・リチャード&ザ・シャドウズ (Cliff Richard & The Shadows)
- ザ・レターメン (The Lettermen)
- マット・モンロー (Matt Monro)
- ケニー・ロジャース (Kenny Rogers)
- リアン・ライムス (LeAnn Rimes)
- エア・サプライ (Air Supply)
- サラ・マクラクラン (Sarah McLachlan)
- シー&ヒム (She & Him)
- ジョセフ・ウィリアムズ (Joseph Williams)
- ジャスティン・グアリーニ (Justin Guarini)
- スーザン・ボイル (Susan Boyle)
- リッキー・リー (Ricki-Lee)
- ローレン・アライナ (Lauren Alaina)
- ギャレス・ゲイツ(Gareth Gates)
- ジャッキー・エドワーズ (Jackie Edwards)
- ビージー・アデール (Beegie Adair)
- チェット・アトキンス (Chet Atkins)
- ポール・モーリア (Paul Mauriat)
- ギル・ゴールドスタイン (Gil Goldstein)
- アレックス・ノース, リチャード・カウフマン&ニュルンベルク交響楽団 (Alex North, Richard Kaufman & Nuremberg Symphony Orchestra)
- 松崎 しげる (Matsuzaki Shigeru)
- りりィ (Lily)
- ペギー葉山 (Peggy Hayama)
- 八代 亜紀 (Yashiro Aki)
- 水木 一郎 (Mizuki Ichiro)
- 島津亜矢 (Shimazu Aya)
- 藤田恵美 (Fujita Emi)
- 平井 堅 (Hirai Ken)
- 樹里からん (Julee Karan)
- 当山ひとみ (Tohyama Hitomi)
- 木村 好夫 (Kimura Yoshio)
- ジャッキー吉川とブルー・コメッツ (Jacky Yoshikawa & His Blue Comets)
- ザ・ゴールデン・カップス (The Golden Cups)
- アトリエ・ボッサ・コンシャス (Atelier Bossa Conscious)
- 宝塚歌劇団 (Takarazuka Revue Company)・・・ほか