「サマータイム」は、ジョージ・ ガーシュウィンが1935年公演のオペラ「ポーギーとベス」(Porgy and Bess)のために作曲した楽曲(アリア)。
また、「ポーギーとベス」は、1958年には映画化もされました。
紹介の『ビッグ・ブラザー・アンド・ザ・ホールディング・カンパニー』(Big Brother and the Holding Company)のバージョンは、”ジャニス・ジョプリン”が同バンドのシンガーとして在籍していた頃のカヴァーバージョンで、1968年リリースの「チープ・スリル」(Cheap Thrills)に収録されています。
YouTube動は文字リンクから検索できます⇒https://www.youtube.com/results?search_query=Summertime%2FBig+Brother+And+The+Holding+Company+with+Janis%C2%A0Joplin
↑アルバム「チープ・スリル」(50周年記念エディション)
アルバム「チープ・スリル」は、27歳という若さで急逝し、伝説となったジャニス・ジョプリンの記念すべきメジャーデビュー音源で、米国アルバムチャートの1位を、何週にも渡りキープする大ヒットとなったデビュー作にして傑作。
「サマータイム」の常軌を逸する様な、鬼気迫るエモーション。
初めて「サマータイム」を聞いたときは、鳥肌が立った事を覚えています。
ジャニスの歌唱は、パワフルでありながらも、どこか悲哀や痛みや破滅感が感じられ、魂を吐き出す様な歌唱が印象的。
まさに、己の身を削り、魂で歌い続けたアーティストだと言えるでしょう。
今もなお、多くのアーティストに多大な影響を与えています。
紹介の曲「サマータイム」は、「ポーギーとベス」のほかに、
1981年に公開された映画「アメリカン・ポップ」(原題 : AMERICAN POP )
ロバート・デ・ニーロ主演、
1984年に公開された映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
(原題 : Once Upon a Time in America )
ショーン・ペン初監督作品、
1991年に公開された映画「インディアン・ランナー」(原題 : The Indian Runner )
ケヴィン・コスナー / イライジャ・ウッド主演。ベトナム戦争で心に傷を負った父親と、その息子との心の交流を描いた感動のヒューマンドラマ。
1994年に公開の映画「8月のメモワール」
(原題 : The War )
キャメロン・ディアス主演によるラブコメディ、
1998年に公開された映画「メリーに首ったけ」(原題 : There’s Something About Mary )
ダイアン・レイン主演の官能ドラマ、
1999年に公開された映画「オーバー・ザ・ムーン」(原題 : A Walk on the Moon )
実在した人物ペッピーノが中心となって行った反マフィア運動を描いた、
2000年に公開された映画「ペッピーノの百歩」(原題 : I cento passi )
ジョニー・デップ / ジュリエット・ビノシュ共演、アカデミー賞5部門ノミネート作品、
2000年に公開された映画「ショコラ」(原題 : Chocolat )
ブルース・ウィリス / コリン・ファレル共演、戦争アクション、
2002年に公開された映画「ジャスティス」(原題 : Hart’s War )
“天使の歌声”と称され有名になったオペラ歌手シャルロット・チャーチの映画デビュー作、
家族の絆を描くハート・ウォーミング・コメディー
2003年に公開された映画「アイル・ビー・ゼア」
マット・デイモン / グレッグ・キニア主演のコメディ、
2003年に公開された映画「ふたりにクギづけ」(原題 : Stuck on You )
カンヌ国際映画祭3部門など多くの映画祭受賞、世界中の映画祭で賞賛を浴びた作品、
2007年に公開された映画「迷子の警察音楽隊」(原題 : Bikur Ha-Tizmoret )
イーサン・ホークが伝説のトランペット奏者、チェット・ベイカーを演じたラブストーリー、
2015年に公開された映画「ブルーに生まれついて」(原題 : Born to Be Blue )
など、多くの映画や番組にも使用されています。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- ジョージ・ ガーシュウィン (George Gershwin) [Original]
・・・ほか