「スティル・クレイジー・アフター・オール・ディーズ・イヤーズ」(邦題 :時の流れに)は、ポール・サイモンが1975年にリリースしたアルバム「Still Crazy After All These Years」に収録された楽曲で、翌年にシングルリリースされたバラード。
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ポール・サイモンは、ご存知「サイモン & ガーファンクル」のデュオとして活躍したコンビの1人。
デュオとしての名曲も数多く、ご存知な人は多いはずですが、紹介の楽曲が収録されたアルバム「Still Crazy After All These Years」は、デュオ「サイモン & ガーファンクル」が1970年に活動停止となったのち、30歳となったポール・サイモンがソロで活動を始め、34歳のときにリリースされたソロ4枚目となる作品です。
ボブ・ジェームス(Bob James)、マイケル・ブレッカー(Michael Brecker)、トニー・レヴィン(Tony Levin)、スティーヴ・ガッド(Steve Gadd)、バリー・ベケット(Barry Beckett)、ロジャー・ホーキンス(Roger Hawkins)など、テクニシャン揃いの錚々たるメンツを迎えて製作されたアルバム「Still Crazy After All These Years」は、米国アルバムチャートで1位を獲得するなど、多くの国においてもトップ10にランクインするセールスを獲得。
第18回グラミーアワードでは、紹介の楽曲「スティル・クレイジー・アフター・オール・ディーズ・イヤーズ」は「最優秀ポップボーカルパフォーマンス賞(男性部門)」を受賞し、アルバムは主要部門の1つ「最優秀アルバム賞」を受賞するなど、ポール・サイモンのソロ作品を代表する1枚と呼ぶに相応しいものとなりました。
紹介の曲「スティル・クレイジー・アフター・オール・ディーズ・イヤーズ」は、アルバムのタイトルにもなったことからも分かるように、ノスタルジーな世界観を持ったアルバムを代表する上質の大人のラヴソング。
「サイモン & ガーファンクル」が魅せる、透明感のあるコーラスワークから成る楽曲の印象とは違い、ポール・サイモンが自然体でありながらもエモーショナルに歌い上げており、気品漂うシックなサウンドの中に、キラリと光るアーバンなマイケル・ブレッカーのサックスソロもかっこいい作品です。
「スティル・クレイジー」という言葉で表される気持ち、年齢を重ねてから聞くと、より一層深く染み入るバラードです。
紹介の楽曲「スティル・クレイジー・アフター・オール・ディーズ・イヤーズ」(邦題 : 時の流れに)は、ベストアルバムにも収録されています。
尚、紹介の曲「スティル・クレイジー・アフター・オール・ディーズ・イヤーズ」(邦題 : 時の流れに)は、クリント・イーストウッド製作・監督・主演。トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナーなどの名優が贈るスペース・ファンタジー・アドベンチャー、2000年に公開された映画「スペース・カウボーイ」(原題 : Space Cowboys )など、
映画や番組にも使用されています。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- レイ・チャールズ (Ray Charles)
- カレン・カーペンター (Karen Carpenter)
- ウィリー・ネルソン (Willie Nelson)
- スザンナ・マッコークル (Susannah McCorkle)
- レイシー・ジェイ・ダルトン (Lacy J. Dalton)
- ロバート・エリス (Robert Ellis)
- エミリー・キーナー (Emily Keener)
- ブラッド・メルドー・トリオ (Brad Mehldau Trio)
- スネイク・デイヴィス・バンド (Snake Davis Band)
- リーグモル・グスタフソン (Rigmor Gustafsson)
- トム・ウォパット (Tom Wopat)
- カイル・ビールフィールド (Kyle Bielfield)
- メロディー・ディアチュン (Melody Diachun)
- マータ・ユゴン (Marta Hugon)
- ルイス・レプレーザス (Luís Represas)
- アマンダ・ティフィン(Amanda Tiffin)
- アリラ・ウィルソン/ハリー・ミッチェル/ベン・バンダーワル/カール・フローリッソン (Allira Wilson/Harry Mitchell/Ben Vanderwal/Karl Florisson)
- 畠山美由紀 (Hatakeyama Miyuki)
- 加納有沙&永田ジョージ(Kano Alissa & Nagata George)・・・ほか