「アイム・ア・ウーマン」は、ココ・テイラーが1978年にリリースしたアルバム「ジ・アースシェイカー」(The Earthshaker )に収録されたブルースナンバー。
オリジナルは、ウィリー・ディクソンによって書かれ、マディ・ウォーターズが1954年にリリースした「I’m Your Hoochie Cooche Man」だといわれています。
YouTubeは文字リンクから検索できます⇒https://www.youtube.com/results?search_query=I%27m+Your+Hoochie+Coochie+Man%2FMuddy+Waters
それを、1955年に”ボ・ディドリー”がリフをアレンジして「I’m a Man」となり、さらにそれをマディ・ウォーターズが再アレンジし、「マニッシュ・ボーイ」(Mannish Boy)として、同年、リリースしました。
YouTubeは文字リンクから検索できます⇒https://www.youtube.com/results?search_query=Mannish+Boy%2FMuddy+Waters
コンピレーションアルバム「ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ」では、原作「I’m Your Hoochie Cooche Man」と、「マニッシュ・ボーイ」の2つが収録されていますよ。
↑アルバム「ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ」
そして、紹介の”ココ・テイラー”のバージョンは、マディ・ウォーターズの「マニッシュ・ボーイ」の女性バージョンとして、ココ・テイラーが「I’m a Woman」とアレンジしてカバーしたものです。
多くのシンガーに歌われる名曲ですが、ここでは類い稀なるココ・テイラーのパワフルな歌唱力と、この曲の変遷も理解してもらうために、このバージョンをピックアップしました。
YouTube動は文字リンクから検索できます⇒https://www.youtube.com/results?search_query=I%27m+a+Woman%2FKoko+Taylor
ココ・テイラーは「Queen Of Blues 」(ブルースの女王)や、「シカゴ・ブルースの女王」などと呼ばれ、男性顔負けのパワフルな歌唱で有名なブルースシンガーです。
時に、感情を激しくぶつけ、唸り絞る様な歌唱は、唯一無二の圧倒的な表現と個性が感じられます。
これからの時代、こういったアーティストは、もう生れないのではないかと思いますね。
↑アルバム「ジ・アースシェイカー」
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- マディ・ウォーターズ (Muddy Waters) [Original]
- ボ・ディドリー (Bo Diddley)
- ウーマン ft. ブライアン・メイ(WOMAN Ft. Brian May)
- ペギー・リー (Peggy Lee)
- バディ・ガイ (Buddy Guy)
- ザ・ローリング・ストーンズ (The Rolling Stones)
- ザ・フー (The Who)
- ヤードバーズ (The Yardbirds)
- ジェフ・ベック (Jeff Beck)
- ザ・ストゥージズ (The Stooges)
- ザ・バンド (The Band)
- ドクター・フィールグッド (Dr.Feelgood)
- ジェフリー・ライト(Jeffrey Wright)
- ザ・ソニックス (The Sonics)
- ビリー・ボーイ・アーノルド (Billy Boy Arnold)
- バーバラ・カー (Barbara Carr)
- ドン・マツオ (Don Matsuo)
- エリック・クラプトン (Eric Clapton)
- ジミー・スミス (Jimmy Smith)
- オールマン・ブラザーズ・バンド (The Allman Brothers Band)
- フレディ・キング(Freddie King)
- ジミ・ヘンドリックス (Jimi Hendrix)
- ステッペンウルフ (Steppenwolf)
- ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ (John Mayall&the Bluesbreakers)
- ブラック・ストーン・チェリー (Black Stone Cherry)
- ブルース・ザ・ブッチャー・590213 (blues.the-butcher-590213)
- 鮎川 誠 (Ayukawa Makoto)
- 近藤房之助 (Kondo Fusanosuke)
- トータス松本 (Tortoise Matsumoto)
- アルバート・カミングス (Albert Cummings)
- ザ・ジェフ・ヒーリー・バンド (The Jeff Healey Band)
- ジョン・ロード (Jon Lord)
- ニューヨーク・ドールズ (New York Dolls)
- ピストル・ピート (Pistol Pete)・・・ほか