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オール・アイ・ウォント・フォー・クリスマス・イズ・ユー/ヴィンス・ヴァンス・アンド・ザ・バリアンツ (All I Want For Christmas Is You / Vince Vance and the Valiants)

紹介の曲は、”ヴィンス・ヴァンス・アンド・ザ・バリアンツ”(Vince Vance and the Valiants)というアメリカのバンドが1989年に発表した楽曲。

1987年にバンドのリードギターであった”トロイ・パワーズ(Troy Powers)”によって、クリスマス曲のタイトルとなる “All I Want For Christmas Is You” という言葉が発起され、バンドリーダーの”ヴィンス・ヴァンス”とともに、翌1988年に曲が作られたとされています。

YouTube動画は文字リンクから検索できます⇒https://www.youtube.com/results?search_query=All+I+Want+For+Christmas+Is+You+-+Vince+Vance+and+the+Valiants

バンド “ヴィンス・ヴァンス・アンド・ザ・バリアンツ” は、ピアニストで作曲家でもあるアンディ・ストーン(Andy Stone)(本名:Andrew John Franichevich Jr.)が、イレイザーヘッド(消しゴムの形の髪型)と呼ばれる長い髪の毛を逆立てたヘアースタイルと派手な出で立ちを特徴とした“ヴィンス・ヴァンス”たるキャラクターに粉し、バンドリーダーとして他を率いたカントリーを主体としたバンド。

バンドリーダーのヴィンス・ヴァンス以外のメンバーは流動的で、それらをザ・バリアンツとし、”ヴィンス・ヴァンス・アンド・ザ・バリアンツ”と名乗り、活動しているバンドです。

現在の日本では少ないですが、秀でたプロデュース力や才能を持ったバンドリーダーを冠にしたグループは、海外ではよく見られる形態と言えますね。

アンディ・ストーンは、自分が影響を受けたものとして、ジェームス・ブラウン&ザ・フェイマス・フレイムスのショーやミュージカル「ヘアー」、ファッツ・ドミノなどを挙げており、これらに共通する質の良いオールドスタイルな音楽と、ショーエンターテイメントにおける”見せる”という意識に対しての特別な価値観のようなものは、ヴィンス・ヴァンスのヴィジュアルやエンタテインメント性に通じている気がします。

紹介の曲「オール・アイ・ウォント・フォー・クリスマス・イズ・ユー」は、”ヴィンス・ヴァンス・アンド・ザ・バリアンツ”のヒット曲となったクリスマスソングで、リリース後にじわじわと人気を拡げ、今では毎年クリスマスシーズンになるとラジオなどでエアプレイされ、最もリクエストの多いカントリークリスマスソングの1位を獲得するなど、度々、ホリデーソングチャートにランクインする、彼らの代表曲となりました。

All I Want For Christmas Is You / Vince Vance and the Valiants

歌詞では “私は高価なものなんていらない、私が欲しいのはあなただけ”と歌われており、1980年代後半から1990年代にかけての世の中の熱気を感じさせる、どこか懐かしくもワクワクするサウンドと、また、1980年代までに数々のアーティストの作品に寄与した名バイプレーヤー(byplayer)とも言うべき ”ジム・ホーン”(Jim Horn)の、職人技を感じさせるサックスソロも聞き所のひとつとなっています。

~尚、後にマライア・キャリーも同タイトルのクリスマスソングをリリースし、こちらも世界的に有名なヒットナンバーとなり、当サイトでも紹介済みですが、それとは全く違う曲ですのでご注意を。

リリース当時のリードボーカルは、当時のメンバーであり1986年から1991年まで共に活動したリサ・レイン(Lisa Layne)。
バンドではバリアンツの一員として”ヴィッキー”(Vickie Valiantette)という別名も付いていたようです。

艶やかでフォーマルなボーカルスタイルの歌唱から入るのですが、歌唱中盤からはエモーションが強くなり、高音にエッジボイスも使用した難度の高いパワフルなボーカルスタイルを聞くことができます。
高音でも声が細ることが無く、様々な声やボーカルスタイルを使い分けられることからも、表現力豊かでスキルの高いボーカリストだとわかりますね。

尚、プロモーショビデオの中で歌う女性はリサ・レインではなく、1988年にミス・フォートワースのグランプリに輝いたロリ・ナン(Lori Nunn)による口パク(Lip Sync)歌唱。
サックスソロの人物も同様、録音者のジム・ホーンとは別人です。

リサ・レインもカントリージャンルをベースに活動しているということもあり、メジャー感溢れるニュースは無いものの、今なお影響を与えるカントリー歌手パッツィー・クライン (Patsy Cline) のトリビュート公演で、主役のパッツィー・クライン役を任されたり、様々な賞を受賞されていたりと、”ヴィンス・ヴァンス・アンド・ザ・バリアンツ”以後も、その実力を発揮し、精力的に活動されているようです。

また、若い人は、2020年にケリー・クラークソンがシングルリリースしていますので、そちらも是非ご視聴してみて下さい。
今年リリースのクリスマスアルバム「WHEN CHRISTMAS COMES AROUND…」にもボーナストラックとして収録されているので、この時期にはアルバムもおすすめですよ。

YouTube動画は文字リンクから検索できます⇒https://www.youtube.com/results?search_query=kelly+clarkson+all+i+want+for+christmas+is+you

そもそも、米国ではクリスマスアルバムをメジャーリリースできるということが、選ばれし者であり、人気の証とも言えるのですが、 ケリー・クラークソンのクリスマスアルバムは、2013年の「Rapped In Red」に引き続き、これで2枚目。

↑クリスマスアルバム「WHEN CHRISTMAS COMES AROUND…/Kelly Clarkson」

今回のクリスマスアルバムは、デビュー当時から長年在籍したRCAレーベルを出て、移籍先となったアトランティックレコードからリリースされた作品。
本家リサ・レインに負けず劣らず、ケリー・クラークソンの歌唱力を活かしたものになっており、こちらも十分聞き応えがあります。
個人的には、 「オール・アイ・ウォント・フォー・クリスマス・イズ・ユー」 に関しては、サックスソロのセクシーさでオリジナル作品が一つ上かなぁなんて思いますが、みんなはどちらが好みでしょうか?
ぜひ聞き比べてみて下さいね。

【その他の主なカバーアーティスト】順不同

  • ケリー・クラークソン (Kelly Clarkson)
  • サミー・カーショウ (Sammy Kershaw)
  • リアン・ライムス (LeAnn Rimes)
  • ヴァネッサ・ピーターズ (Vanessa Peters)・・・ほか
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この記事を書いた人

初心者大歓迎。プロ輩出実績多数。
ボイストレーニングスクールのトップノートです。

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