「アイヴ・ビーン・ラヴィング・ユー・トゥー・ロング」(邦題:愛しすぎて)は、オーティス・レディングとジェリー・バトラー(Jerry Butler)という、共にロックの殿堂入りを果たしている2人によって書かれたバラード。
1965年にリリースされたアルバム「オーティス・ブルー」(Otis Blue/Otis Redding Sings Soul)から、先行発売となったシングルは、ヒットを記録。
アルバムも米国R&Bチャートにおいて1位を記録しました。
紹介の曲は、現在では、”I’ve Been Loving You Too Long”というタイトルで呼ばれることが一般的ですが、当初のシングルは、”I’ve Been Loving You Too Long(To Stop Now)”という、括弧付きのタイトルでリリースされているものもあります。
YouTubehttps://www.youtube.com/results?search_query=I%27ve+Been+Loving+You+Too+Long+Otis+Redding
アルバム「オーティス・ブルー」リリースから僅か2年後に、26才という若さで無念の事故死となり、伝説となってしまったオーティス・レディング。
その突然の死までの僅かな活動期間でありながら、本当に多くの名曲を残しているアーティストです。
↑アルバム「オーティス・ブルー」(Otis Blue/Otis Redding Sings Soul)
若干20代前半にして達観したかの様な、力強くソウルフルなオーティス・レディングの歌唱は、多くのアーティストに影響を与え、偉大なシンガーという話題になれば、必ず名前があがるソウル界のカリスマの一人です。
↑おすすめコンピレーションアルバム
尚、紹介の曲「アイヴ・ビーン・ラヴィング・ユー・トゥー・ロング」(邦題 : 愛しすぎて)は、
マーク・メドフのトニー賞受賞舞台戯曲「小さな神の子ら」を映画化した感動作。
1986年に公開された映画「愛は静けさの中に」(原題 : Children of a Lesser God )
C・トーマス・ハウエル主演、アメリカでセンセーションを巻きおこした人種問題をテーマにしたソウルフルな音楽とともに繰り広げられる学園ラブ・コメディ、
1986年に公開された映画「ミスター・ソウルマン」(原題 : Soul Man )
トミー・リー・ジョーンズ / スティング/ ショーン・ビーン / メラニー・グリフィス出演の犯罪サスペンス、1988年に公開された映画「ストーミー・マンディ」(原題 : Stormy Monday )
ジョシュ・ルーカス、ジョー: デレク・ルーク出演、ジェリー・ブラッカイマー製作。
全米初登場1位となった、米バスケットボール史に刻まれた実話を描いた感動ストーリー。2006年に公開の映画「グローリー・ロード」(原題 : Glory Road )
スカイラン・ブルックス / ジェニファー・ハドソン / ジョーダン・スパークス出演、
2013年に公開の映画「The Inevitable Defeat of Mister & Pete」
ニコラス・ケイジ主演、外道どもに死の制裁を下す、衝撃のリベンジアクション。
2017年に公開の映画「ヴェンジェンス」(原題 : Vengeance: A Love Story )
など、映画や番組にも使用されています。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- アレサ・フランクリン (Aretha Franklin)
- ザ・ローリング・ストーンズ (The Rolling Stones)
- アイク&ティナ・ターナー (Ike & Tina Turner)
- ディオンヌ・ワーウィック (Dionne Warwick)
- シール (Seal)
- マルティナ・マクブライド (Martina McBride)
- ロリータ・ハラウェイ (Loleatta Holloway)
- キング・カーティス (King Curtis)
- マーキーズ (The Mar-Keys)
- デイナ・ヒュークス (Dana Fuchs)
- パーシー・スレッジ (Percy Sledge)
- マイケル・グリム (Michael Grimm)
- ガイ・セバスチャン (Guy Sebastian)
- サラ・ニーミエッツ (Sara Niemietz)
- ジュディ・ヘンスキー (Judy Henske)
- メアリー・アン・レドモンド (Mary Ann Redmond)・・・ほか