「ヴァレンタイン・ムーン」は、元スクイーズ(Squeeze)のキーボディストであるジュールズ・ホランドが率いるビッグバンド『ジュールズ・ホランド・アンド・ヒズ・リズム&ブルース・オーケストラ』によってリリースされた楽曲。
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「ヴァレンタイン・ムーン」のゲストボーカルとして迎えられた、英国の女性シンガーソングライター”サム・ブラウン”との共作となっているバラードで、2001年にリリースされたアルバム「ジュールズと素晴らしき仲間たち」(Small World Big Band )に収録されました。
また、翌年にはシングルリリースもされており、サム・ブラウンのコンピレーションアルバムにも収録されています。
しっかりとしたテクニックとセンスの高さを感じさせるジュールズ・ホランド率いるバンドの演奏と、サム・ブラウンのノスタルジーかつエモーショナルな歌唱。
1番を英語、2番では一部にフランス語が使われており、「〜時代と共に街並みは変わってしまっても、ヴァレンタイン・ムーンの下で2人変わらず、あの時のようにワルツを踊りましょう〜」と愛を歌う、お洒落でロマンティックな世界観が魅力的なバラードです。
『ジュールズ・ホランド・アンド・ヒズ・リズム&ブルース・オーケストラ』は、ノラ・ジョーンズをゲストボーカルとして迎えた楽曲「イン・ザ・ダーク」の紹介時にも説明したとおり、番組の名司会者としても人気になったジュールズ・ホランドが、英の音楽番組「Later with Jools Holland」や米NBCの「Night Music(Sunday Night)」などの番組内で豪華ゲストを迎え、セッションしたゲスト等をもとにプロジェクト音源化したもの。
番組ホストとゲストミュージシャンが番組内でセッションするという形は、日本でも取り入れられていますが、アルバムも出せる事からもわかるように、米英の番組はホストのジュールズ・ホランドと共に錚々たるメンツのゲストを迎えたレベルの高いセッションが多いのが特徴です。
紹介のアルバム「ジュールズと素晴らしき仲間たち」には、ゲストボーカルとしてサム・ブラウンほか、スティングやジョージ・ハリスン、エリック・クラプトンなど、豪華な顔ぶれが揃っています。