「トゥッティ・フルッティ」は、”リトル・リチャード”によって1955年にシングルリリースされ、一躍、彼の名を世に知らしめた大ヒットナンバー。
1957年のアルバム「Here’s Little Richard」にも収録されました。
出だしのスキャットは有名すぎるフレーズで、聞き覚えのある人も多いと思います。
↑アルバム「Here’s Little Richard」
1988年に公開されたトム・クルーズ主演の映画「Cocktail」(邦題 : カクテル)にも、挿入歌として使用されたことも有名で、映画や番組の挿入歌はもちろん、ジングル的にも使用されることも多いですね。
↑映画「カクテル」
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“リトル・リチャード”は、”チャック・ベリー”と共に、ロックン・ロールのパイオニア的存在の1人とも言われるアーティストで、「キング・オブ・ロックンロール」などと言われることもあります。
音楽誌の選ぶ、偉大なアーティストにもランキングされるなど、後世の音楽界に大きな影響を与えたアーティストの1人といえるでしょう。
“リトル・リチャード”と聞くと、個人的にはアグレッシヴにピアノを弾き、彼の特徴でもあるシャウトする姿とパワフルな歌唱が思い浮かびます。
当時のシーンにおいては、かなり斬新で刺激的なものだったと思われますね。
↑おすすめコンピレーションアルバム
尚、”リトル・リチャード”の「トゥッティ・フルッティ」は、スリム・ゲイラード(Slim Gaillard)とスラム・スチュワート(Slam Stewart)からなる男性デュオ、”スリム&スラム(Slim & Slam)”の同タイトル曲”Tutti Frutti”にインスパイアされたと言われています。
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「トゥッティ・フルッティ」は、映画「Cocktail」(邦題 : カクテル)のほかにも、
1986年の映画「Down and Out in Beverly Hills」(邦題 : マビバリーヒルズ・バム)
1988年の映画「Hot to Trot」(邦題 : マネーゲームで大逆転/しゃべった!走った!もうかった!)
1995年の映画「It Takes Two」(邦題 : ひとりっ娘2)
など、映画や番組に使用されています。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- スリム&スラム (Slim & Slam)
- クイーン (QUEEN)
- エルヴィス ・プレスリー (Elvis Presley)
- パット・ブーン (Pat Boone)
- フリートウッド・マック (Fleetwood Mac)
- スウィンギング・ブルー・ジーンズ (The Swinging Blue Jeans)
- エム・シィー・ファイヴ (MC5)
- バックウィート・ザデコ (Buckwheat Zydeco)
- スターライト・オーケストラ&シンガーズ(The Starlite Orchestra & Starlite Singers)
- 高中 正義&リトル・リチャード (Takenaka Masayoshi & Little Richard)
- 細野晴臣 (Haruomi Hosono)
- 内田裕也&1815R&Rバンド (Uchida Yuya & 1815 Rock’n Roll Band)
- ザ・ボゥディーズ (THE BAWDIES)・・・ほか