「ハート・フル・オブ・ソウル 」(邦題 : ハートせつなく)は、のちに英国のロックバンド『10cc』の主要メンバーとして活躍するグレアム・グールドマン(Graham Gouldman)によって書かれた楽曲で、1965年に英国のロックバンド『ザ・ヤードバーズ』によってリリースされたシングルです。
エリック・クラプトン脱退後の、後任ギタリストとなったジェフ・ベック(Jeff Beck)在籍時に『ザ・ヤードバーズ』がヒットさせたナンバーです。
ベンチャーズのようなサーフ・サウンドも感じさせる、エキゾチックでエスニックなギターサウンドと、コーラスが呪術や詠唱のように独特の雰囲気をもった楽曲ですね。
インドの弦楽器シタールをフレーズに用いるように挑んだものの、シタールプレーヤーの演奏に満足いかず、ジェフ・ベックがギターを駆使して作られたと言われています。
日本のグループサウンズへの波及、影響なども感じさせてくれます。
YouTube動画のリンク切れの場合は、文字リンクから簡単に検索できます⇒https://www.youtube.com/results?search_query=Heart%C2%A0Full%C2%A0Of%C2%A0Soul%2FTHE%C2%A0YARDBIRDS
エリック・クラプトン、後任ギタリストとなったジェフ・ベック、両者の演奏作品が収録された、同年リリースの『ザ・ヤードバーズ』の最高傑作との呼び声も高いアルバム「ハヴィング・ア・レイヴ・アップ」(Having a Rave Up)にも収録されました。
↑アルバム「ハヴィング・ア・レイヴ・アップ」(Having a Rave Up)
『ザ・ヤードバーズ』は、エリック・クラプトン (Eric Clapton)にジェッフ・ベック (Jeff Beck)、ジミー・ペイジ (Jimmy Page)といった、名ロックギタリストを輩出したバンドとしても有名です。
尚、紹介の曲「ハート・フル・オブ・ソウル 」(邦題 : ハートせつなく)は、
コリン・ファレル / キーラ・ナイトレイ共演のハードボイルドサスペンス。
刑期を終えて出所後、裏社会から足を洗うべく女優のボディガードとなった男と、彼を闇の世界へ再び引き戻そうとする組織との対立をスタイリッシュに描く。
2010年公開「ロンドン・ブルバード / ラスト・ボディガード 」(原題 : London Boulevard )など、
映画や番組にも使用されています。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
- グレアム・グールドマン (Graham Gouldman)[*Self-Cover]
- ジェフ・ベック (Jeff Beck)[*Self-Cover]
- ラッシュ (Rush)
- ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズ (Gary Lewis & The Playboys)
- ポール・ギルバート (Paul Gilbert)
- クリス・アイザック (Chris Isaak)
- ユー・エフ・オー (UFO)
- ザ・コーラル (The Coral)
- アラン・タム (Alan Tam)
- ゴースト・ダンス (Ghost Dance)
- オミー・サンス・イ・ス・オルケスタ (Hommy Sanz Orguesta)
- ロバート・ゴードン (Robert Gordon)
- フルーツ (Fruit)
- ショッカビリー (Shockabilly)・・・ほか