「バック・イン・タウン」は、カナダのジャズシンガー、マット・ダスクが2006年にリリースした楽曲。
アルバム「Back in Town」のオープニングを飾るアルバムタイトルになった楽曲で、ジャズという一般の持つ敷居の高さや難しさを一蹴してしまうような、ビッグバンドのホーンセクションが色っぽく、スウィンギンでノリの良いサウンドが印象的な傑作ナンバー。
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日本では、ポップミュージック・ラジオチャートで1位を記録。
男性ジャズシンガーのポップチャート1位獲得は、日本史上初の快挙となりました。
↑アルバム「Back in Town」
ジャズシンガーとしては、若いデビューを飾ったマット・ダスクですが、「バック・イン・タウン」のダイナミックでグルーヴィーな歌唱からは、その資質を感じることが出来ます。
ジャズに限らずカントリーなどのジャンルにおいても、現代ポップスの要素が加わり、マット・ダスクのように新たな時代にマッチングするクロスオーバーしたサウンドとニュージェネレーションのヒーローやヒロインが出てきます。
ジャンルの境界もどんどん緩くなっていき、それぞれジャンルの持つ特性は、ポップスの中でのスパイスとして上手く味を出しているものになっいます。
マット・ダスクはマイケル・ブーブレなどと同じく、「21世紀のフランクシナトラ」とも期待されるジャズ・ボーカリストの1人。
今後、アーバンジャズを牽引するアーティストとなれるのかが見ものです。