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At This Moment / ビリー・ヴェラ&ビーターズ(Billy Vera & The Beaters)

「At This Moment」(邦題:もういちど…)は、ビリー&ビーターズ(Billy & The Beaters)が、1981年に日本のアルファレコードの米国支社と契約しシングルリリースしたラブバラード。
この音源は、1981年の1月にロサンゼルスのウエストハリウッドにある老舗ライブハウス「ロキシー・シアター」(The Roxy Theatre)でライヴレコーディングされました。

YouTubeで検索https://www.youtube.com/results?search_query=At+This+Moment+Billy+Vera+%26+The+Beaters

ビリー&ビーターズはホーンセクションの編成など、独創的なバンドであったと言われていますが、このライヴにもブライアン・カミング、ロン・プライス、ジェリー・ピーターソン、ロン・ヴィオラといった4人ものサックスが参加しており、エモーショナルなサックスも聞き所の楽曲です。

1981年のリリース当初は東京音楽祭で金賞を受賞したものの、米国チャートでは79位と大きなヒットとなりませんでした。しかし、その後、マイケル・J・フォックスなどが出演し、長きに渡り放送された米国の人気TVドラマ「ファミリー・タイズ」(Family Ties)の中で、マイケル・J・フォックス演ずるアレックスと彼女のエレン・リード(トレイシー・ポラン)とのラブソングとして使用されると話題となり、1986年にライノ・レコードから「rhino By Request-The Best Of BILLY VERA & THE BEATERS」として再リリースされるとヒット。(再リリース時の名義はフルネームで、ビリー・ヴェラ&ビーターズ(Billy Vera & The Beaters)となっています。)
アメリカやカナダではシングルチャートの1位も記録しました。

このヒットのきっかけとなったのが、ビリー・ヴェラ&ビーターズが1985年に南カリフォルニアのクラブで「アット・ディス・モーメント」を演奏していたときに来客していた「ファミリー・タイズ」のプロデューサーが、この曲を気に入ったことから。
見事、人気TVドラマであった「ファミリー・タイズ」に採用され大ヒットに至ったわけですが、ビリー・ヴェラ&ビーターズのヒットの影響で、ロサンゼルスではホーンバンドが次々と生まれたとも言われています。

「At This Moment」~略訳
君はそのとき 僕がどうすると思ったんだい?
君が涙を浮かべ
新しい人が出来て もう愛せないと
もう愛していないと そう僕に告げたとき

僕がなんて言うと思ったの?
怒鳴りつけ 君を傷つけるとでも?
君を憎み 君に手をあげるとでも?

僕のことは よく知っているだろ
君を傷つけられるわけないじゃないか
ダーリン こんなに愛しているのさ
分かるだろ 君を傷つけることなんて出来ないってこと

君はそのとき、僕がどうすると思ったんだい?
君がそばに居てくれるなら 20年寿命が縮んでもいいし
跪き君の歩いた道に口づけしたっていいさ
君を抱きしめられるなら

跪いて君の歩いた道に口づけしたっていい
君を抱きしめられるなら

あぁ神よ 君を抱きしめられるなら
もう一度 君を抱きしめられるなら
君が恋しい 恋しいんだ
君の瞳に涙が見える
ベイブ 跪こう
分かってるだろ 君に跪こう
君はそのとき 僕がどうすると思ったんだい?

TVドラマ「ファミリー・タイズ」の中のアレックスとエレンは結ばれませんでしたが、共演したマイケル・J・フォックスと彼女役のトレイシー・ポランは共演後に結婚。
バック・トゥ・ザ・フューチャーで世界的な人気者となったマイケル・J・フォックスが、その後、若くしてパキーンソン病を患ったというニュースは驚きを与えましたが、現在まで支えあう二人は理想の夫婦として語られることも多いようです。

「At This Moment」(邦題:もういちど…)は、「ファミリー・タイズ」ほか、

ジョディ・フォスター、ケリー・マクギリス主演「告発の行方」(原題:The Accused)

ヒューイ・ルイス、グウィネス・バルトロフ出演「デュエット」

大ヒットを記録した「テッド」が新たなストーリーとともにまたまた大暴れ!「テッド2」

など、映画やTV番組にも使用されています。

【その他の主なカバーアーティスト】順不同

  • トム・ジョーンズ (Tom Jones)
  • リトル・ミルトン (Little Milton)
  • リン・アンダーソン (Lynn Anderson)
  • アンソニー・T・ギブソン (Anthony T. Gibson)
  • マイケル・ブーブレ (Michael Bublé)
  • ニール・マッコイ (Neal McCoy)
  • ユアン・モートン (Euan Morton)
  • ニコル・ヘンリー (Nicole Henry)
  • ウェイン・ニュートン (Wayne Newton)
  • ケリー・ラング (Kelly Lang)
  • トニー・パンターノ (Tony Pantano)
  • マルコ・ボルサト (Marco Borsato)
  • ジェリー・ローソン (Jerry Lawson & Talk of The Town)
  • リッチG (Rich G)
  • モネ (Ms. Monét )・・・ほか
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この記事を書いた人

歌手輩出実績多数 / 初心者大歓迎 /
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ボイストレーニングスクールのトップノート

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