FIREHOUSEの名ボーカリスト”C.J.スネア”が2024年4月に急逝して間もないですが、今回はハード/メタルロックムーヴメントの隆盛の終焉を飾ったともいうべきFIREHOUSEの名バラードを紹介。
紹介の曲「I Live My Life for You」は、アメリカのロックバンド「FIREHOUSE」が1995年にリリースした楽曲。
YouTubeで検索https://www.youtube.com/watch?v=aY2sBDPgOXU
FIREHOUSEのサードアルバムとなる「3」に収録され、シングルとしてもリリースされた、これぞFIREHOUSEというべき質の高いキャッチーなサウンドと、切ない煌めきをみせるバラードです。
「I Live My Life For You」～略訳～
分かっているだろう？
君は僕のすべて
離れ離れになるなんて考えられないんだ
僕のすべてを捧げるよ
どんなことがあっても僕の心は君のものさ
僕は君の周りに世界を築いた
覚えておいて
これほど誰かを欲しいと思ったのは初めてさ
君の為に生きるよ(I Live My Life For You)
どんなときも君のそばにいたい
それだけは信じてほしい
僕は君の為に生きるよ(I Live My Life For You)
君のためなら、この命を君に捧げるよ
二人の愛は永遠のもの
いつでもそばにいるよ
二人なら出来ないことは無い
君なしでは生きられないよ
覚えておいて
これほど誰かを欲しいと思ったのは初めてさ
君の為に生きるよ(I Live My Life For You)
どんなときも君のそばにいたい
それだけは信じてほしい
僕は君の為に生きるよ(I Live My Life For You)
日本盤「3」および、翌年に発売されたコンセプトアルバム「Good Acoustic」には、同曲のアコースティックバージョンも収録されています。僕は通常バージョンが好きなんですが、皆さんは、どちらが好みですか？
「I Live My Life for You」がはじめに収録されたサードアルバムとなる「3」は、じつは1994年の秋には完成され同年9月のリリースも計画されましたが、彼らの所属するレーベルの大物バンドのリリースが秋から続くことから、競合をあえて避けるためにリリースを遅らせたと言われています。
以前にも紹介した通り、ボン・ジョヴィに見いだされたFIREHOUSEは、ハードロックでありながらポップでキャッチーな楽曲も多く人気となり、1991年には投票によって選出される「アメリカン・ミュージック・アワード」(BEST NEW HARD ROCK / METAL BAND)を受賞するなど、折しも、世界でバブルが弾け、ハードロックムーヴメントが下火となりつつある中で気を吐いたバンドのひとつ。
本作でも、FIREHOUSEの持つ透明感あるサウンドとエッジの効いたボーカル”C.J.スネア”のキャッチー性の高さを感じ取ることができます。ハードロックを聴いたことが無いという人も、学びやすく、とっつきやすいアーティストのひとつです。
冒頭に書いたように、残念ながらFIREHOUSEの創設から作曲、唯一無二なボーカルに至るまで中心的役割にいたボーカリスト”C.J.スネア”は2024年に亡くなってしまいましたが、現在は、オーディション番組「アメリカン・アイドル」(シーズン21)への出演経験を持つネイト・ペック(Nate Peck)が、後任のボーカリストとなることが正式にアナウンスされました。
【その他の主なカバーアーティスト】順不同
・ディマス・セノパティ (Dimas Senopati)・・・ほか
