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Hold On/マイケル・ブーブレ(Michael Bublé)

紹介の曲「Hold On」は、マイケル・ブーブレが2009年にリリースしたバラード。
ジャズやポップスのスタンダードナンバーを集めた4枚目のアルバム「Crazy Love」に、わずか2曲だけ収録されたオリジナル作品のひとつで、シングルもリリースされました。

YouTubeで検索https://www.youtube.com/results?search_query=michael+bubl%C3%A9++hold+on

作曲はマイケル・ブーブレとバンドでピアノを担当するアラン・チャン。
作詞は名プロデューサーでありマイケル・ブーブレを押し上げた立役者でもあるデヴィッド・フォスターの娘のエイミー・フォスターによるもので、バッキングボーカルにはブライアン・アダムスがスペシャルゲストとして参加しています。

「Hold On」は、イギリスの人気TV番組「Dancing on Ice」で使用されたことでも注目されました。
「ダシング・オン・アイス」は、著名人とプロスケーターのペア10組ほどがアイスダンスを披露。
毎週、視聴者からの投票で勝ち残りを決め、2ヶ月ほどをかけて優勝ペア1組を決定するという、なかなか面白いイギリスの冬の企画番組。
日本のプロフィギュアスケートのレベルは高いものですが、こういった取り組みは日本スケート界も参考にしてもいいですね。

また、昨年にリリースされたベストアルバム「The Best of Buble」のリリースにあたってのタイミングで、当時制作されたものの未公開であった「Hold On」のPVが初公開されました。
約15年前のPVでは若かりしマイケル・ブーブレがスケートをし、その周りの人々の悩みや問題など、それぞれの抱えるドラマが描かれています。

2024リリース
ベストアルバム「The Best Of Buble」

Hold On/Michael Bublé(略訳)

僕たちは幸せ者だと よく人に言われたきたよね
確かにね 昔の僕達はそうだった
だけど運は去っていくものさ
運はあてにならない友人みたいなものだからね
それに最後 人生に打ちのめされたときには
君を抱きしめ包み込んでくれる存在が必要

だから 僕にしっかりつかまって
この夜はしっかりとつかまって
ふたりなら強くなれる 独りのときよりはね
僕を抱きしめて 絶対に離さないでよ

物事が壊れていく原因はさまざま
誰のせいでもなければ 僕らのせいでもない
僕らの計画も予定通りに上手くいかないかもしれない
でも僕は信じてる たとえ目には見えなくても
僕らのことを信頼してるし 君と僕を信じてるから

だから しっかりつかまって
大丈夫さ 二人なら
僕らにはまだ時間がある
だからしっかり抱きしめて 僕を離さないで

諦めた夢は沢山ある
だけど僕らが手にしてきたものを見つめてみてよ
僕らの愛は これだけあれば十分なはず

だから僕につかまって
大丈夫さ ふたりなら強くなれる
独りでいるよりは
抱きしめて僕を離さないで
大丈夫 抱きしめてこの夜は
しっかりとつかまって
君たちは幸せ者だと よく言われてたきたよね

紹介の曲「Hold On」が収録されたアルバム「Crazy Love」は、前述のアラン・チャン、エイミー・フォスター、ブライアン・アダムスほか、主なプロデュースにはデヴィッド・フォスター、ボブ・ロック。
エンジニアにはウンベルト・ガティカなど、錚錚たる一流ミュージシャンや音響技師が集結。
また、ボーカルのピッチ修正が当たり前に使用される現在において、機械的なピッチ修正に縛られた現代作品に疑問を呈し、出来る限り自然な作品、オーガニック感を大切にしたとされるアルバムで、それを可能にするマイケル・ブーブレの歌唱技術の高さも感じることが出来ます。

Michael BubleCrazy Love(Album)
Michael Bublé/アルバム「Crazy Love」

ジャズやポップスなどのスタンダードナンバーをリメイクしたコンセプトアルバムといえる作品ながら、多くの国で1位を記録したアルバム「Crazy Love」は、米国グラミー賞では「最優秀トラディショナル・ポップボーカル・アルバム賞」を受賞。本国カナダの音楽賞であるジュノ―賞においては、「年間最優秀アルバム賞」と「年間最優秀ポップアルバム賞」の2部門を受賞するなど、マイケル・ブーブレを代表する名盤となった、おすすめのアルバムです。

それらスタンダードナンバーに加え、同年先行シングルとなりヒットした「Haven’t Met You Yet(素顔の君に)」と紹介の「Hold On」のオリジナル作品2曲が収録。
雰囲気の異なる2曲が、スタンダードナンバーの揃うアルバムの中で、どちらも良いスパイスとなっています。

スタンダードナンバーの多いランナップですが、アルバムの選曲において、マイケル・ブーブレが自伝のような、それまでの足取りや思いを表すようなものにしたかったと語られており、一曲目にダイナミックなアレンジの「クライ・ミー・ア・リヴァー」が来るなど、マイケル・ブーブレの恋愛模様の一端や内面などが窺える興味深い選曲となっています。

おすすめ/「Crazy Love」(Hollywood Edition)
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この記事を書いた人

歌手輩出実績多数 / 初心者大歓迎 /
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